こんにちは、こんばんはNパポです。
みなさんは奨学金を借りていますか?
また、社会人になって奨学金を返還していますか?
私は大学時代に、月々5万円、4年間借りていました。
その額はなんと、、、
240万円です。
返還額は第二種奨学金を貸与していたので、
利子を含めると、、、
300万円ほどです。
これを15年の歳月をかけて返還しなければなりません。
現在、返還しておりますが、これがなかなかキツいんですよ。。。
大学生の時は何も考えずに生活していました。
社会人になってから、奨学金のヤバさを知るハメになりました。
今回は、今だからこそ分かる奨学金についてお話していこうと思います。
大学の4年間は貴重な時間
私は大学時代はサボることなく通い、講義を受け、単位もきちんと取得できました。
しかし、何も考えずに毎日過ごしていました。
とりあえず、朝から講義を受けて、帰宅して、夕方からコンビニのアルバイトの繰り返しの日々。
日本の大学は、夏休みは1ヶ月、春休みは2ヶ月ほどあるところがほとんどです。
そんな長期休暇もアルバイト、飲み会、遊びばかりして時間が過ぎました。
今思うとほんとにアホだったなと思います。
そんなに時間があれば少しでも、、、
将来に向けて企業分析をしたり、資格の勉強をしたり、
今ではプログラミングのスキルを身につけておけば良かったなぁーと思います。
結局、大学を卒業しても、
大卒という肩書を取得しただけですから。
社会人になるとまとまった時間をとることが難しくなります。
何か学習することは可能ですが、学生時代みたいに長期的な休みがないので時間をかけることが難しくなります。
奨学金を払ってまで大学に行くのですから、、、
私のように何も考えずにダラダラ過ごしては本当にダメですね。
「大学生のうちから遊んでおけ」とよく言われますが、
遊び半分、勉強半分がいいような気がします。
社会人になっても旅行は行けますが、1ヶ月などの休みは取れないので、
遠方への旅行などは学生のうちに行ってもいいのかなと思います。
その反面、、、、
「自分が何をしたいのか」「自分がどうなりたいのか」
学生のうちから、将来に向けて自己分析をして、考えておくことが大事だと思います。
社会人デビュー返還生活の実態
大学4年生になると、まわりに流されるまま就活をしていました。
何も考えずに就活をしていた私ですが、とりあえずは内定をもらうことはできました。
大学卒業後、私は、地方の医療機器総合商社で働きました。
ここからが、地獄の始まりでした。
土日出勤も当たり前、休みの日も会社からの連絡が当たり前の日々。
そんなに働いているなら、給料がいいんだろうと思いますが、手取りで16万円です。
いわゆる、ブラック会社です。
休日出勤手当てなし、サービス残業当たり前でしたから。
16万円の中から、奨学金を毎月返還しなければなりません。
私の場合は月々1万5千円ほどでした。
はっきり言って非常に苦しいですね。
貯金なんてかなり切り詰めないと無理ゲーです。
私の会社にも奨学金を借りていて返還している人もいました。
中には、毎月4万円返還している方もいらっしゃいました。
奨学金って本当に恐ろしいなあと思いました。
240万円という大金を借りて大学に通った結果、、、
手取り16万円で働くという、このありさまですからね。
私が何となく大学に行って何となく過ごしたことが悪いので、、、
自業自得なんですが。。。
ですが、、、
普通のサラリーマンは思っているよりも給料が安いです。
それに、年収もなかなか上がりません。
私の会社も年収が低過ぎるとは思っていましたが、地方の中小企業だとそこまで変わらないんじゃないかと思います。
かといって、大学を卒業して、大手企業に就職できるのは一握りです。
超有名大学に通えば、また違ってくるのでしょうか?
しかし、大企業に勤めたところで安心できるわけではありません。
・会社に馴染めずに「鬱になる・病気になる」
・通勤途中に「事故に遭う」
・家族が倒れて「看護や介護が必要になる」
・コロナのような影響で「ボーナスカットや減収になる」
人生何が起こるか分かりません。
そのため、社会人になったら、すぐに奨学金と向き合っていく必要があると思います。
奨学金と向き合う
奨学金=借金になります。
これは、社会人になったらイヤでも返還していかなければなりません。
それなら、少しでも効率よく返還した方がいいですよね?
入社当初年収が低い時や転職活動中で無職の時などに利用できる制度があるのでご紹介します。
奨学金を運営する日本学生支援機構では、返還が難しいご事情が発生した場合に返還期限猶予という制度があります。
【返還期限猶予とは】
・災害、傷病、経済困難、失業などの返還困難な事情が生じた場合に願い出できる制度です。
・一定期間「返還を猶予し先送りにする」事により、その後の返還がしやすくなります。
※返還すべき元金や利息が免除されるものではありません。
【対象】
無職・未就職・低収入により返還困難な方。
【猶予期間】
1年ごとに願い出る。 他の取得年数制限あり事由と通算して10年が限度。
【経済困難の収入(所得)基準】
・給与所得者 年間収入金額(税込) 300万円以下
・給与所得以外の所得を含む場合 年間所得金額(必要経費等控除後) 200万円以下
<引用:日本学生支援機構>
この返還期限猶予が承認されれば、1年間は奨学金の返還が猶予されます。
要するに、1年間は月々の奨学金の返還を払わなくて済みます。
また、返還期限猶予の期間は利子がかかりません。
そのため、この制度を上手く利用すれば、返還期限猶予終了後に繰上返還した方がお得になります。
どういうことかと言うと、、、
奨学金は毎月コツコツ返還していると、その分毎月利子がかかります。
しかし、日本学生支援機構では、一括返還をするとその分の利子がかからないのです。
通常は、毎月1万5千円を1年間で12回払いで払っていますが、これには毎月利子が含められています。
1年間分を一括返還すれば、利子がかからないので12回払いより、返還額が少なくなるのです。
返還期限猶予の期間中に、月々給与から1万5千円や夏冬のボーナスを貯金して、
返還期限猶予終了後に一括でまとめて払うのは非常にメリットがあると思います。
私のように対象者に当てはまる方は、参考にしてみてはいかかでしょうか?
奨学金を受給しようと考えている方へ
日本学生支援機構の「学生生活調査」(2016年度)によると、奨学金を受給している学生の割合は、大学学部(昼間部)で48.9%、大学院修士課程で51.8%、大学院博士課程で56.9%となっています。
<引用:日本学生支援機構「学生生活調査」/2016年度>
このデータからも分かる通り、現在2人に1人は奨学金を受給していることになります。
私のように、なんとなく大学へ行く。
それだけは本当にやめた方がいいと思います。
大学生のうちは、奨学金の怖さは分かりません。
社会人になって、後悔することになります。
せっかく、奨学金を借りて大学に行くのであれば、
目標を見つけて4年間の大学生活を有意義に過ごしましょう。
自分がやりたいことを明確にして、とことん学ぶ、そうすることで将来の視野も広がって行くはずです。
後悔しないような大学生活を送りましょう。
まとめ
私もそうですが、大学生のうちは奨学金が借金という認識はありませんでした。
というか、、、
何も考えずに毎日過ごしていました。
今となっては、それが苦しい生活を強いられることになっています。
私の場合は、何とかあと少しで返還完了予定ですが、とてもとても長い道のりでした。
よくニュースでも、奨学金を返還できない人が増えていると聞くことがあります。
給料は低い、年収は上がらない、それでも、奨学金を返さないと、、、
負のスパイラルになっていると思います。
奨学金は社会問題化しており、ただ事ではないと思います。
個人個人でしっかりと考えて生き抜く時代になってきたのではないでしょうか。