こんにちは、こんばんはNパポです。
令和2年2月いっぱいで、5年勤めた医療機器総合商社を退職しました。
令和2年3月、これから転職活動をしていこうとした矢先にコロナウイルスが流行しました。
コロナ禍の中、30歳が転職活動した結果どうなったのか、当時のことを思い出しながら書いていきます。
Contents
今の現状のまま働くことに疑問をもった
手取り16万という不安
私は、医療機器総合商社に5年勤めましたが、給料もなかなか上がらず、手取りで16万円ほどでした。
土日出勤も当たり前、休みの日も会社からの連絡が当たり前の日々。
ですが、こんな生活にも疑問を持たずに慣れてしまっていた自分がいました。
いつの間にか家と会社をひたすら往復する毎日を5年間も続けていました。
しかし、30歳という年齢になって、ふとした瞬間に、、、
ずっとこのままで本当にいいのだろうかと、急に将来に不安を覚えるようになりました。
仕事にやりがいなんて見出せたことは一度もありません。
休みも少なく、常に仕事のことを考えないといけない環境で、プライベートでさえ落ち着いて楽しいと思えなくなっていました。
ソーシャル・ネットワークの世界を知る
私はSNSに疎い人間でした。
テレビはもともと見る機会が少なく、インスタ、ツイッターもしていませんでした。
YouTubeは見ていましたが、「〇〇してみた!」や「〇〇をやってみた!」など、いわゆるチャレンジ系ばかりを見ていました。
今の現状に不安を抱え始めたのがきっかけなのか、いつの日か自己啓発のYouTubeを見るようになりました。
プログラミング、フリーランス、ミニマリストなど、、、
世の中には、自分で起業したり、副業したり、やりたいことをしたりと、そんな人たちがゴロゴロいることを知りました。
この時は、精神的に正確な判断ができない状況にあったのか、なんの根拠もなく、プログラミングは稼げるという情報だけで、いつの間にか、プログラミングスクールの無料相談に行っていました。
「大丈夫です、30歳でも転職は可能です。」と言われ、何が大丈夫なのか、この時は考えもせずに受講することを決めました。
そして、その勢いのまま会社に退職することを伝えて、令和2年2月に5年勤めた医療機器総合商社を退職しました。
失業後の日常
3月
3月2日、プログラミングスクールの転職保証コースの受講が始まりました。
学んだのは「Java」という言語でした。
3月中旬頃からはコロナウイルスの勢いが増してきて、日常生活にも影響が出てきました。
特に、ヤバイと実感したのは、ハローワークに行った時です。
失業保険の申請の説明会に行きましたが、コロナの影響で3分ほどで終わりました。
また、面接対策やセミナーなども受けながら転職活動をしようと思っていましたが、全て中止になってしまいました。
不安になってもしょうがないと思い、とりあえずは、プログラミングスクールの課題を終わらせることに専念することにしました。
4月
ついに、私の住んでいる福岡でも、4月7日緊急事態宣言が発令されました。
それと同時期にパソコンの故障という、不運の事態にも見舞われました。
3月中旬頃に環境構築でエラーとなり、メンターさんに確認してもらうも解決せず、結果的にパソコンの故障という判断になってしまいました。
私が使っているのは、MacBook Proでプログラミングのために高額な料金を払って買ったばかりだったので、すごいショックが大きかったです。
メンターさんがパソコンを貸してくれるとのことで、最悪なケースは免れましたが、エラーからパソコンを借りるまでに2週間ほど月日が過ぎており、プログラミング学習が止まっていました。
学習が2週間も止まってしまった不安と自分もいつコロナにかかるか分からないという恐怖に怯える日々でした。
そんなこともありましたが、何とか巻き返して、4月15日に全課題を終えることができました。
4月中旬、転職に向けて動き始めました。
転職保証コースでしたので、キャリア担当とやり取りすると思いきや、、、
「緊急事態宣言により企業の採用が止まっており、今月だけは少しお待ちください」とのことでした。
ただただ不安が募る毎日でした。。。
4月下旬、スクールと提携しているエージェントの人と1回だけweb面談をすることができましたが、紹介された求人は1件のみでした。
コロナの影響で仕方ないと思い、今は我慢の時期だと耐えることにしました。
5月
ゴールデンウィークが終わり、コロナが落ち着くかと思いきや、そんなことはなく緊急事態宣言の延長が発表されました。
この頃には、以前のエージェントからは連絡も来なくなりました。
5月中旬、別のエージェントでしたが連絡が来るようになりました。
エージェントとweb面談ができ、求人を3件紹介されました。
「応募しますか?」「お願いします。」
こんなやりとりをしたのも束の間、、、
このweb面談以降、なぜか連絡が一切来なくなりました。
本当に応募してくれたのかも、今ではわかりません。
この時は、本当に人間不信になりましたね。。。
それからは、他人は信用できない、自分でどうにかしないと。
というか、就職できないのでは?という恐怖に怯えて、、、
「ハローワーク」で履歴書・職務経歴書の添削、「一般の転職サイト」を複数使い、応募しまくりの日々。
福岡のIT業界の求人に応募しましたが、経験なしのため書類で落とされました。
東京、大阪、名古屋、での求人も探しましたが、コロナの影響で飛行機も制限があり、とても厳しい状況でした。
そのため、業界関係なく応募していて、ITとは関係ない会社に内定を2社もらいました。
最終的には、そのうちの1社に行くことに決めました。
今後どうするのか
私は、プログラミングスクールを受講したにも関わらず、IT業界に就職できませんでした。
コロナウイルスの影響だけではなく、詳しく書けませんが、家庭の事情なども重なって厳しくなったのもあります、自分自身の情報・知識不足もあります。
ですが、プログラミングを学んだことは非常に良い経験だったと思います。
なかなか、仕事を辞めてから一から挑戦する機会なんてなかったからです。
また、「ツイッターなどで同じ境遇で挑戦している人がたくさんいること」「助け合い・思いやりのある方に出会えたこと」「当たり前は当たり前ではないことに気づいたこと」こんな短期間でこんなに濃密なことを感じることができることはないと思います。
一旦は、就職しますが、今後もプログラミング学習は継続していくつもりです。
WordPressでブログも勉強中なので、HTML&CSSなど活かしていきたいです。
それに、家と会社をひたすら往復する毎日なんてつまらない。
行動していかないと自分の成長も日々の刺激もありません。
人生何があるか分かりません。
次に入社した会社が倒産するかも知れません。
今後またコロナウイルスのような事態が起きるかも知れません。
私も心配症ですが、将来のことを気にしても仕方ないのだと思います。
今ある日常に感謝の心を持って生きていく、その方がきっと人生楽しくなります。
30代で転職を考えている方へ
実際に経験してみて、30代でも転職自体はアリだと思います。
自分自身の現状や今後の人生を見つめ直すきっかけになるからです。
しかし、コロナのような日本の経済が不安定な時期はオススメはしません。
リスクの方が高すぎます。
私は、内定をもらうことができましたが、今までの人生で一番苦労しました。
求人数も減少しており、応募しても連絡がなかったり、選考がとまったり、また、内定取消にあった方もいるそうです。
今は、転職する際の準備期間だと思い行動してみてはいかがでしょうか。
「なぜ、今の会社を辞めたいのか」「今後、どんな人生を送りたいのか」「どんな仕事をしていきたいのか」
ぜひ、明確に考えてみてください。
私みたいに、今の会社の給料が安いから、プログラミングは稼げるからという、曖昧な理由で転職を行うと失敗します。
在職期間中から、どうなりたいのか考えて、行動をしていくことが大事だと思います。
30代になっても、目標に向かって取り組んでいる方は素晴らしいと思います。
「やっぱりあのとき挑戦しとけばよかった。」とならないように、、、
今できることは、今のうちにやってみてはいかかでしょうか。